▽4人の弁護士は控訴する意向を示している。
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スウェーデンの裁判所は17日、イスラム国(ISIS)に所属し、同組織への勧誘や武器訓練などの活動を行なったとして4人の被告に禁固3~6年半の実刑判決を言い渡した。
ナッカ地方裁判所は声明で、「2023年から24年にかけて、全員がスウェーデン国籍の男たちによる様々な行為が、ソマリアのイスラム過激派組織ISISの一員であったことを示している」と述べた。
また同裁判所は「その活動には組織への勧誘、プロパガンダの流布、武器の訓練、カウンセリングが含まれていた」と明らかにした。
4人のうち3人は2023年と24年にISISの名の下でテロを準備した罪でも起訴されていたが、無罪となった。
裁判所は声明の中で、「3人がテロを起こそうとしていた具体的な証拠は確認できなかった」と述べた。
検察側は昨年末、3人が他者を殺傷するつもりでテロを企てていたと主張したが、具体的な攻撃目標など、詳細は明らかにしていなかった。
現地メディアによると、4人の弁護士は控訴する意向を示しているという。