◎14人は現金約1万3000ユーロを含む、推定200万ユーロ(約3億1000万円)相当の物品を預け荷物から盗んだとされる。
2023年12月15日/スペイン・カナリア諸島の警察当局が公開した写真、空港の職員が盗んだ物品(Guardia Civil/AP通信)

スペイン領カナリア諸島のテネリフェにある空港の職員14人が乗客の預け荷物から物品を盗んだ疑いで逮捕された。警察当局が15日、明らかにした。

それによると、14人は現金約1万3000ユーロを含む、推定200万ユーロ(約3億1000万円)相当の物品を預け荷物から盗んだとされる。

警察は声明で、「別の空港職員20人も窃盗に関与した疑いで取り調べを受けている」と明らかにした。

テネリフェ空港の年間利用者は約1100万人。そのほとんどがアフリカ北西部沿岸の快適な気候を求める欧州の観光客である。

警察によると、この捜査は「手荷物がなくなった」という乗客の申し出が増えたことで始まったという。

地元テレビ局は捜査関係者の話しとして、「逮捕された14人は連携して手荷物から貴重品などを盗んでいた」と伝えている。

警察は高級腕時計29個、宝石類120個、各種電子機器22個を押収したとしている。14人は他にも多くの物品を盗み、インターネットなどで売りさばいたとみられている。

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