◎ドギーバッグは客が食べ残した料理をつめて持ち帰る袋や容器のことである。
飲食店などで食べ残した料理を持ち帰るドギーバッグ(Getty Images)

スペイン政府は7日、国内の飲食店やバルにドギーバッグの無償提供を義務づける法案を議会に提出すると発表した。

ドギーバッグは客が食べ残した料理をつめて持ち帰る袋や容器のことである。

スペイン政府の閣僚はドギーバッグの無償提供義務化を含む食品ロス削減を目的とする法案を承認した。

政府は、「フードチェーンに関わる企業に食品ロスを減らす計画の策定と実行を義務付け、違反した企業に罰金を科す」としている。

また飲食店やスーパーマーケットは、消費期限が近づいた商品の価格を下げたり、事前団体やフードバンクと協定を結び、生活困窮者を助けるために寄付することが求められる。

賞味期限を過ぎた食品は飼料、肥料、バイオ燃料などの工業生産に回すことが推奨されている。

プラナス(Luis Planas)農業・漁業・食料・環境相は7日、「この法律は規制強化と意識向上を目的としている」と説明した。

EUではフランスとイタリアが同様の法律を施行している。

プラナス氏は2023年1月1日までに法律を施行したいと述べた。

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