◎中東、アフリカ、アジアの紛争地や貧困から逃れた移民たちは旅先で危険に直面することが多々ある。
セルビア国境、ドイツを目指す親子(Getty Images)

セルビア南部で自動車事故が発生し、移民3人が死亡、11人が負傷した。地元警察が20日、明らかにした。

それによると、事故は北マケドニアの国境付近で発生。運転手のセルビア人は免許証を持っていなかったという。

運転手を含む11人が負傷し、近くの病院に搬送された。

警察は移民の国籍を明らかにしていない。

両国の国境地帯は西欧を目指す移民が使うバルカン半島亡命ルートの一部である。多くの移民がトルコからギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニア、ハンガリーなどを通って英独仏を目指している。

国営テレビが報じた映像には事故現場から運び出される白いバンが映っていた。それによると、バンは高速道路で運転操作を誤り、横転したという。

中東、アフリカ、アジアの紛争地や貧困から逃れた移民たちは旅先で危険に直面することが多々ある。移民は通常、無許可で国境を越えるために人身売買組織を頼る。

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