◎チャプトバ大統領は先週、新内閣の就任式を延期した。
スロバキアのチャプトバ大統領(Getty Image/bystricoviny)

スロバキアチャプトバ(Zuzana Caputova)大統領は24日、左派政党スメルが気候変動を軽視する人物を環境相に指名した問題について、別の議員に変更することが決まったため、新内閣を承認する用意があると表明した。

チャプトバ氏は先週、この問題を受け、新内閣の就任式を延期していた。

地元メディアによると、就任式は25日に行われる予定。

スメルも24日に声明を発表。別の議員を環境相に任命するとした。

スメルが最初に環境相に指名した議員は環境活動家に対する暴力を容認したとされる。

スメルは先月末の議会選(一院制、定数150)で第1党に躍進。フィツォ(Robert Fico)元首相の返り咲きが決まり、スメルは他の2政党との連立協定に署名した。

フィツォ氏はウクライナに対する軍事支援を停止すると公約に掲げ、支持を集めた。

スメルと連立を組むのは左派政党フラスと超民族主義・親ロシア政党スロバキア国民党(SNS)。

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