◎有権者は食料とエネルギー価格の高騰に不満を抱いているが、極右には関心を示さなかった。
スロバキアのチャプトバ大統領(Getty Images)

スロバキアで30日、全国8県の知事などを決める地方選が行われた。

右派勢力はヘゲル(Eduard Heger)首相率いる連立与党との対決姿勢を明確にしたが、票を集めることはできなかったようだ。

有権者は食料とエネルギー価格の高騰に不満を抱いているが、極右には関心を示さなかった。

選挙管理委員会によると、8県のうち6県の現職知事が野党候補を破り、残り2県のうち1県は前知事の息子(無職属)。もう1県は与野党が支持した候補が当選し、有権者は変化より現在の体制を望んでいることが明らかになった。

地方議会選も似たような結果となり、右派勢力は2つの地方議会でそれぞれ1議席を獲得するにとどまった。

市長選では8大都市のうち1都市だけが新市長を選出(現職は退任)することになった。その他の市長選は無所属候補の躍進が目立った。

チャプトバ(Zuzana Caputova)大統領は結果を歓迎し、「有権者はポピュリズムを拒否した」と述べた。「有権者は経験豊富な政治家または誠実な政治家を選び、過激派やポピュリズムを拒否しました...」

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