ボスニア・ヘルツェゴビナの移民キャンプで銃撃戦、6人負傷
現場は首都サラエボ郊外の集落近くにある移民キャンプ。対立する2つの移民グループが26日夕方に衝突、銃撃戦になったという。
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ボスニア・ヘルツェゴビナの移民キャンプで銃撃戦があり、6人が負傷した。現地メディアが27日に報じた。
それによると、現場は首都サラエボ郊外の集落近くにある移民キャンプ。対立する2つの移民グループが26日夕方に衝突、銃撃戦になったという。
警察がキャンプを捜索し、数人を拘束した。
地元メディアは関係者の話しとして、「アフガニスタンとパキスタン人の人身売買に関与した2つの犯罪組織が衝突した」と報じている。それによると、負傷した6人のうち4人は重傷だという。
バルカン半島の陸路で豊かな西欧を目指す移民たちはボスニアなどを経由して近隣のEU加盟国クロアチアを目指す。バルカン半島を通過する移民の数は2015年と16年に数十万人に達したが、ここ数年は減少している。
中東、アフリカ、アジアの移民はその長い旅路でしばしば危険に直面し、人身売買組織や当局の暴力を受ける。隣国セルビアでは週末、警察がクロアチア国境付近の違法キャンプを襲撃、銃撃戦になり、移民1人が死亡した。