ロシア軍、ウクライナ東部で2つの集落を制圧=国防省
ロシア軍はドネツク州の前線に近いピドゥブネと、ハルキウ州クピャンスク近郊のソボリウカを制圧したという。
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ロシア国防省は6日、ウクライナ東部ドネツク州とハルキウ州のロシア国境に近い2つの集落を占領したと発表した。
それによると、ロシア軍はドネツク州の前線に近いピドゥブネと、ハルキウ州クピャンスク近郊のソボリウカを制圧したという。
ロシア軍は両州で支配エリアを拡大するためにゆっくり西進しているとみられる。
ロシアの軍事ブロガーによると、今回占領されたとみられる2つの集落とその周辺では数カ月前から激しい戦闘が続いていたという。
ロシア国防省は声明の中で、東部部隊がドネツク州ピドゥブネの防衛線を突破したと主張している。
ピドゥブネはドネツク州全体の制圧を目指すロシア軍の焦点のひとつである要衝ポクロフスクの南西に位置する。
ウクライナ軍参謀本部は6日の声明で、2つの集落に言及せず、クピャンスク近郊の他の集落でロシア軍の攻撃があったことを報告した。
現地当局によると、クピャンスクは22年2月の侵攻開始から数週間でロシア軍に占領され、その後ウクライナ軍が奪還したものの、ほぼ全域が破壊された状態にあるという。
ウクライナ検察庁は6日、ロシア軍がドネツク州の前線近くの町を空爆し、4人が死亡、1人が負傷したと明らかにした。
ウクライナ空軍はロシアが5日から6日にかけて全土に合計550機のドローンとミサイルを発射したと報告している。