◎ミグ31は双発エンジン、2人乗りの超音速戦闘機で、敵機や巡航ミサイルを迎撃するように設計されている。
2012年8月11日/ロシア、モスクワ郊外、旧ソ連製戦闘機ミグ29(Misha Japaridze/AP通信)

ロシアの戦闘機ミグ31が太平洋沿岸で訓練中に墜落した。国営メディアが軍関係者の話しとして4日に報じた。

それによると、ミグはカムチャッカ半島南東部のアバチャ湾で消息を絶ったという。救助隊が乗組員2人を捜索しているようだ。

国営テレビは軍の声明を引用し、「同機に武器は搭載されていなかった」と伝えているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。

ミグ31は双発エンジン、2人乗りの超音速戦闘機で、敵機や巡航ミサイルを迎撃するように設計されている。1980年代に開発され、旧ソ連時代から使われている。

ミグ31は今年4月にも北極圏のムルマンスクで墜落している。

ロシア空軍はウクライナ侵攻開始以来、多くの墜落事故に見舞われている。多くの専門家が侵攻の影響で飛行回数が増えたことが要因だとする見方を示している。

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