◎ロシアでは現在、大統領選の投票が進められている。
ウクライナ、東部ハルキウ州、対空砲を発射するウクライナ兵(Andrii Marienko/AP通信)

ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州で戦闘が激化し、民間人少なくとも2人が死亡した。ロシア当局が16日、明らかにした。

それによると、ウクライナ側に付いて戦うロシア人義勇軍組織が住宅地を砲撃し、男性と女性が死亡、3人が負傷したという。

ロシアでは現在、大統領選の投票が進められている。

ベルゴロド州政府によると、国境から2キロほど離れた集落にはウ軍のドローンが飛来し、少なくとも5人が負傷したという。

ロシア国防省は16日、ウクライナ北部スムイ州から侵入したテロ工作部隊を撃破したと明らかにした。

それによると、ロシア人義勇軍の戦闘員30人を殺害したという。

ロシア人義勇軍の1つは16日、ロシア領内への侵入に成功し、ロ兵25人を拘束したと主張。その様子をソーシャルメディアで公開した。

この組織は声明で、「ウクライナ人とロシア人の自由のために戦っている」と強調した。

ウクライナ国防省情報総局は15日、プーチン政権に反対する複数のロシア人義勇軍組織がロ領内に侵入しており、西部ベルゴロド州とクルスク州で戦闘が激化しているという見方を示していた。

プーチン(Vladimir Putin)大統領は同日、ウクライナがロシア大統領選を妨害するためにロ領内の民間人を標的にし、2500人の代理武装兵を投入してロ国境を突破しようとしていると非難。こうした犯罪行為にはあらゆる措置を講じ、罰する用意があると警告した。

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