◎ロシアは兵器の近代化を図るため、ICBMやその他ミサイルの試験発射を定期的に行っている。
2020年12月9日にロシア国防省が公表した写真、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射試験(Russian Defense Ministry Press Service/Getty Images/AFP通信)

ロシア国防省は12日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表した。

それによると、実験は南部アストラハン州カプスチンヤルの演習場で行われたという。

同省は声明で、「これはミサイル・システム開発および使用中のミサイルの安定性を確認するものである」と述べている。

また同省は、「発射したICBMは完全に目的を達成し、戦略的安全保障を確保する兵器のひとつであるミサイルの信頼性を確認できた」としている。

その種類には言及していない。

ロシアは兵器の近代化を図るため、ICBMやその他ミサイルの試験発射を定期的に行っている。

一部の専門家は今回のICBM試射について、「今週行われた日米首脳会談に反発する動きのひとつ」と指摘している。

ロシア外務省のルデンコ(Andrei Rudenko)外務次官は12日、武藤顕(Mtou Akira)駐ロシア大使に対し、「日米軍事協力の深化は危険な傾向であり、北東アジアの安定と安全に対する脅威であると懸念を伝えた」と明らかにした。

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