◎ウクライナ侵攻を批判した多くの野党政治家や活動家が国家反逆罪で逮捕・起訴されている。
2022年9月21日/ロシア、首都モスクワ、予備役の動員に反対するデモ(Getty-Images/AFP通信)

ロシア連邦議会下院は18日、国家反逆罪とテロリズムの刑罰を強化する法案を圧倒的賛成多数で可決した。

法案は上院も軽々と通過し、プーチン(Vladimir Putin)大統領の署名で成立する予定だ。

法案は国家反逆罪の刑罰を最高20年から無期懲役に、テロリズム(扇動含む)を15年から20年に引き上げるとしている。

ウクライナ侵攻を批判した多くの野党政治家や活動家が国家反逆罪で逮捕・起訴されている。

外国勢力のテロリズムに対する刑罰は現行の10~20年から無期懲役に引き上げられる。ロシア国内でウクライナ侵攻を批判した海外メディアなどが対象になる可能性がある。

モスクワ地裁は今週、米フロリダ州でウクライナ侵攻を批判した著名な反政権派でジャーナリストのカラムルザ(Vladimir Kara-Murza)氏に禁固25年を言い渡した。

カラムルザ氏はウクライナ侵攻に関する「偽情報」を広めたとして国家反逆罪などで逮捕・起訴されていた。

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