◎今年前半の金利は7.5%であった。
ロシア、首都モスクワ、プーチン大統領(Alexander Zemlianichenko/AP通信)

ロシア中央銀行は27日、主要政策金利を15%に引き上げた。利上げはこの半年で4回目。

今年前半の金利は7.5%であった。

ロシア国営メディアは中銀の声明を引用し、「現在のインフレ圧力は我々の予想を上回るレベルに達している」と伝えている。

第3四半期の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は年率換算で12%超。通年のCPIは7%程度になると予想されている。

中銀は来年のCPIについて、4%程度まで低下すると予想している。

利上げによる借入コストの上昇は貯蓄を促し、消費を抑え、インフレを抑える効果が期待できる。

中銀は声明の中で次のように述べている。「内需は確実に増加している。さらに貸し付けも堅調であり、高い状態を維持するどころか、増加傾向にある...」

西側諸国の対ロ制裁はプーチン政権とロシア経済に打撃を与えており、特にルーブルの為替価格は今年に入って対米ドルで25%も下落している。

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