◎鳩レースは複数の愛鳩家が飼育している鳩を持ち寄って、同一地点から同時に放鳩し、誰の鳩が速く帰ってくるかを競うものである。
鳩(Getty Images)

ポルトガルの警察は30日、鳩レースに参加した男性4人が言い争いとなり、そのうちの1人が3人を射殺した後、自殺したと発表した。

公共放送RTPは鳩レースをめぐる選手間トラブルと報じている。

鳩レースは複数の愛鳩家が飼育している鳩を持ち寄って、同一地点から同時に放鳩し、誰の鳩が速く帰ってくるかを競うものである。

RTPによると、事件は首都リスボンの南方に位置するセトゥバル市内で30日に発生。30歳から60歳の男性4人が何らかの理由で言い争いとなり、そのうちの1人が3人を射殺した。

警察は声明で、「言い争いになった理由は明らかになっておらず、捜査を進めている」と述べ、詳細が分かり次第公表するとした。

RTPは目撃者の話しとして、「言い争いの原因は鳩レースの結果ではない」と報じている。

ポルトガルは厳しい銃規制を導入しているが、猟銃の取り扱いは合法である。

警察の統計によると、ポルトガルで2015年以降に発生した殺人事件のうち、およそ2割が銃器によるものだった。

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