◎戦車の供与はポーランドの安全保障を考慮したものでなければならない。
ポーランド政府はウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が西側の指導者に求めている戦車の供与について議論する予定だ。
ドゥダ(Andrzej Duda)大統領は10日に首相および一部の閣僚と会談し、ウクライナへの戦車供与について議論するとしている。
大統領府の報道官によると、議題にはポーランド陸軍が保有している独製戦車レオパルト2が含まれるという。
報道官は9日、「レオパルト2を供与するか否かは他の同盟国との意思疎通と幅広い合意次第だ」とツイートした。
また報道官は「戦車の供与はポーランドの安全保障を考慮したものでなければならない」と強調した。
戦車の製造にはかなりの時間とコストがかかる。
モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相は8日、ウクライナに戦車を供与する可能性について、「ドゥダ大統領は国際社会と協議を進めているが、ポーランドが単独で戦車の供与を進める可能性はないだろう」と語った。