▽19日朝時点の開票率は99%、チャルコフスキ氏の得票率は31.36%、ナブロツキ氏は29.54%であった。
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ポーランドで18日に行われた大統領選について、選挙管理委員会は19日、トゥスク(Donald Tusk)首相の与党・市民プラットフォーム(PO)のチャルコフスキ(Rafal Trzaskowski)氏と右派野党・法と正義(PiS)のナブロツキ(Karol Nawrocki)氏が決選投票に進むことを確認した。
19日朝時点の開票率は99%、チャルコフスキ氏の得票率は31.36%、ナブロツキ氏は29.54%であった。
両候補は19日、トゥスク連立政権の親EU政策が試される中、落選した候補者の支持者を取り込もうと動き始めた。
PiSは23年の総選挙で第1党を維持するも、改選前から大きく議席を減らした。一方、POは他政党との交渉をまとめ、連立政権を発足させた。
トゥスク政権はEUとの関係を修復し、EUが民主主義を弱体化させたと指摘するPiS前政権が実施した司法改革を元に戻すことを約束している。
しかし、トゥスク氏の改革案はPiSである現職のドゥダ(Andrzej Duda)大統領に跳ね返されてきた。
ポーランドでは大統領が法案の拒否権を持つ。
決選投票は6月1日に行われる予定である。
地元テレビ局が第1ラウンド終了後に発表した最新の世論調査によると、決選投票でチャルコフスキ氏に投票すると回答した人は46%、ナブロツキ氏は44%、10%が未定と回答した。
チャスコフスキ氏は現ワルシャワ市長。EUの政策決定におけるポーランドの役割強化を公約に掲げている。
ナブロツキ氏は19日、記者団に対し、「右派と左派の両方に支持を求める」と語った。
地元メディアによると、得票率21%で3位となった左派候補はどちらを支持するか表明していないという。