◎ポーランドの捜査当局はウクライナの治安部隊などと連携して捜査に当たったとしている。
ポーランドの検察当局は18日、ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領の暗殺計画に関与したとされるポーランド国籍の男を逮捕したと発表した。
それによると、この男はロシアの諜報機関と連携してスパイ活動を行っていたという。
国家検察庁は声明で、「この男は空港のセキュリティ情報をロシアの諜報員に渡す準備を進めていたと告発され、17日に逮捕された」と明らかにした。
この男はウクライナ戦争に直接関与しているロシア人との接触を求め、ウクライナ国境に近いポーランド南東部の空港に関する詳細な情報を渡す準備を進めていたとされる。
同空港はウクライナへの軍事・人道物資の玄関口であり、ウ国内外を行き来する指導者や政治家にも利用されている。同空港は米軍の管理下にある。
検察によると、有罪が確定した場合、禁固8年以下に処される可能性がある。
捜査当局はウクライナの治安部隊などと連携して捜査に当たったとしている。男の身元は個人情報保護法により、明らかにされていない。
男はウクライナへの援助を妨害する目的で、米軍施設を含む標的への攻撃を実行することに同意した罪にも問われている。