◎オルセー美術館はパリを代表する観光地のひとつであり、モネを含む世界で愛される印象派の作品を数多く所蔵している。
フランス、パリのオルセー美術館、クロード・モネの「ケシ畑」(Getty Images)

フランスの環境活動家が1日、パリのオルセー美術館でモネの風景画「ケシ畑」に抗議のポスターを貼りつけたとして拘束された。

地元メディアによると、気候変動がもたらす食糧危機に警鐘を鳴らす活動家グループの女性がケシ畑に赤色のポスターを貼りつけ、政府と国際社会にさらなる行動を呼びかけたという。

オルセー美術館はパリを代表する観光地のひとつであり、モネを含む世界で愛される印象派の作品を数多く所蔵している。

女性活動家はケシ畑に黙示録的な未来を記した赤いポスターを貼りつけ、「温暖化を止めなければこのような未来が現実になる」と述べた。

この女性が所属するグループはSNSに声明を投稿。「気候変動を食い止めるための措置を講じなければ、2100年には炎と干ばつで荒廃した未来が現実になるだろう」と書き込んだ。

パリ警察が女性を拘束し、話しを聞いている。

ケシ畑本体が被害受けたかどうかは不明である。オルセー美術館はコメントを出していない。

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