◎犯罪組織は南米エクアドルからギリシャを通じて西欧にコカインを密輸しようとした。
ギリシャと北マケドニアの国旗(Getty Images)

北マケドニアの警察は10日、ギリシャ当局との連携捜査で麻薬密売に関与したとされる4人を逮捕したと発表した。

ギリシャ当局は前日、北部の港湾都市テッサロニキでコカイン105kgをバナナの積み荷に隠して密輸したギリシャ人7人とアルバニア人3人を逮捕したと明らかにしていた。

北マケドニア当局によると、逮捕した4人はテッサロニキの密輸に関与したという。この事件の逮捕者は14人となった。

ギリシャ当局は米麻薬取締局(DEA)と連携し、北マケドニアに向かうエクアドル産バナナの積み荷に隠されていたコカインを押収した。

北マケドニアの警察は声明で、「9日に男2人と女1人、10日に男1人をギリシャ国境近くで逮捕した」と述べている。

それによると、4人はいずれも北マケドニア国籍で、国際的な犯罪組織に属している疑いがあるという。

地元メディアは警察筋の話として、「首都スコピエにある果物輸入会社がこのバナナを注文し、代金を支払っていた」と伝えているが、それ以上の詳細は明らかになっていない。

スポンサーリンク