◎大統領選の投票日は3月15~17日。立候補を許可された候補はプーチン氏を含む4人。
ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏の妻ユリア・ナワルナヤ氏(ロイター通信)

ロシア北極圏の刑務所で亡くなった反体制派指導者ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の妻ユリア(Yulia Navalnaya)氏が6日、今月の大統領選でプーチン(Vladimir Putin)大統領に抗議の意思を示すよう呼びかけた。

ユリア氏はX(旧ツイッター)にビデオメッセージを投稿。「プーチンは自分の気に入った数字を公表するだろう」と述べ、公正な選挙は期待できないと指摘した。

またユリア氏は「形だけの反対派がいない選挙でも戦争、汚職、無法に反対することができる」と強調した。

プーチン氏の5選は確実であり、2030年まで体制を維持するだろう。西側メディアはこの選挙を「出来レース」と呼んでいる。「やる意味なし」

ユリア氏は投票所に足を運び、白紙で投票するか、プーチン氏以外の候補に投票するよう呼びかけた。

またユリア氏は「選挙を利用してプーチンに反対する人が何百万人もいることを示す必要がある」と強調した。「何をするかはあなた次第です。プーチン以外の候補に投票してもいい。投票用紙に戦争反対と書くこともできます...」

大統領選の投票日は3月15~17日。立候補を許可された候補はプーチン氏を含む4人。平和と民主主義を掲げるドゥンツォワ(Ekaterina Duntsova)氏と反体制派のナジェージュジン(Boris Nadezhdin)元下院議員は立候補を認められなかった。

スポンサーリンク