◎検察はウクライナ当局が指示を出したと主張している。
ロシア・ニジニノヴゴロド州の裁判所は9月30日、著名作家のプリレーピン(Zakhar Prilepin)氏に重傷を負わせた昨年の自動車爆弾テロ事件で有罪判決を受けた男に終身刑を言い渡した。
この事件は昨年5月に発生。プリレーピン氏は重傷、運転手が死亡した。
検察はウクライナ当局が指示を出したと主張している。
終身刑を言い渡されたペルミャコフ(Alexander Permyakov)被告はウクライナ東部ドンバス地方出身で、かつて同地で親ロシア勢力と戦っていたと報道されている。
プリレーピン氏はロシアによるウクライナ侵攻を支持する著名人のひとりである。
ウクライナ戦争が始まって以来、2人の著名な民族主義者が殺害された。
ロシアのテレビ局のコメンテーターで、右派思想家ドゥーギン(Alexander Dugin)氏の娘であるダリア(Daria Dugina)氏は2022年8月、自動車爆弾テロで死亡した。
昨年4月にはサンクトペテルブルク市内のカフェで爆弾が爆発。侵攻を支持する著名軍事ブロガー、タタルスキー(Vladlen Tatarsky)氏が死亡した。この事件で禁固27年を言い渡された女はウクライナ当局の指示に従ったと供述している。