◎ロンドン市とロンドン警視庁は100万人以上が参加したと報告している。
2022年7月2日/イギリス、ロンドンで行われたプライド・パレード(James Manning/PAメディア)

イギリスのLGBTQ+(性的少数者)団体は2日、プライド・パレードの50周年を記念する集会とパレードを開催し、数十万人がロンドンの通りを練り歩いた。

ロンドンで初めてプライド・パレードが開催されたのは半世紀前の1972年。昨年と一昨年はコロナウイルスの影響で中止されたため、3年ぶりの開催となった。

主催団体の「プライド・イン・ロンドン(Pride in London)」によると、パレードのルートは以前と同じで、トラファルガー広場のコンサートを含めると数十万人が参加したという。

ロンドン市とロンドン警視庁は100万人以上が参加したと報告している。

プライド・イン・ロンドンの広報担当はロイター通信の取材に対し、「人々はこの半世紀で多くの権利と自由を獲得したが、もっとすべきことがある」と語った。

ロンドンのカーン(Sadiq Khan)市長はSNSでパレードを称賛し、50周年を記念する祝賀イベントにも参加した。

報道によると、パレードには600以上のLGBTQ+団体が参加したという。また、人権団体、大学、消防署、警察署など、様々な機関や組織も参加した。

公衆衛生当局は英国内のコロナ感染者が増加していることから、参加者に事前にPCR検査を受けるよう促していた。

また、サル痘に感染したと疑わる人には参加しないよう呼びかけ、水疱や発熱などの症状がある人は速やかに最寄りの医療機関に相談するよう求めていた。

2022年7月2日/イギリス、ロンドンで行われたプライド・パレード(James Manning/PAメディア)
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