◎労働組合は賃上げと業務シフトの改善を求めている。
2022年7月17日/イタリア、ローマのレオナルド・ダビンチ国際空港(Andrew Medichini/AP通信)

イタリア政府は17日、首都ローマのレオナルド・ダビンチ国際空港などで格安航空会社や航空管制官が4時間にわたってストライキを行い、約500便が欠航したと発表した。

イタリア放送協会(RAI)によると、ストを行った労働組合は賃上げと業務シフトの改善を求めているという。

運輸省は声明で、「イージージェット、ボロテア航空、ライアンエアーの労働組合がストを決行した」と報告している。

航空会社のストは17日の現地時間午後2時~6時まで。航空管制官のストは1時から始まった。

イタリア以外の西欧諸国の空港は今夏、ストやコロナウイルスの関係で何度か混乱に見舞われたが、イタリアの空港は比較的順調に運航していた。

イタリアの航空会社なコロナ拡大による一斉解雇を実施せず、政府の補助金を活用して雇用を維持した。

今夏の旅行需要回復は職員を解雇した航空会社を悩ませている。数千から数万単位で人員を削減した航空会社は深刻な人員不足に直面している。

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