◎2人は結婚しており、2015年10月から2017年12月の間、イラクとシリアでISISの構成員として内戦に参加した。
イラク北部のクルド人自治区、空爆現場(Ala Hoshyar/Metrography)

ドイツ・バイエルン州でイスラム国(ISIS)の構成員とされる男女が逮捕された。検察当局が10日、明らかにした。

それによると、この2人はイラクの少数派ヤジディ教徒の少女2人を奴隷として監禁し、性的暴行を加えた罪などに問われている。

連邦検察庁は声明で、「ISISの構成員を自称する男と女がバイエルン州で9日に逮捕された」と明らかにした。

2人は人道に対する罪、戦争犯罪、テロ組織に関与した罪などにも問われる。

検察によると、2人は結婚しており、2015年10月から2017年12月の間、イラクとシリアでISISの構成員として内戦に参加した。

男は2015年後半から5歳の少女を、2017年10月から12歳の少女を奴隷として監禁したとされる。

検察は「男が2人の少女を繰り返しレイプし、女が部屋を用意、少女の1人に化粧をした」と主張している。

それによると、夫婦は少女2人に家事や強制したり、ほうきで殴ったり、熱湯を浴びせたりしたという。

ある時は片足立ちを30分続けるよう強制。下の子が転ぶと、上の子の顔に泥を投げつけたり、唾を吐きかけたりした。

夫婦は2017年11月にシリアを去る前、2人を他のISIS構成員に引き渡したとされる。

スポンサーリンク