◎事件は西部ヴォー州郊外で8日夜に発生。ナイフと斧で武装した男が走行中の列車内で乗客を人質に取った。
スイス郊外を走る旅客列車(Getty Images)

スイスの警察当局は9日、列車内で乗客数十人を人質に取った32歳のイラン人を射殺したと発表した。乗客にケガはなかった。

それによると、事件は西部ヴォー州郊外で8日夜に発生。ナイフと斧で武装した男が走行中の列車内で乗客を人質に取ったという。

警察が乗客の通報を現場に急行。列車が駅に停車した時に乗車し、付近を封鎖した。

男は英語とペルシャ語を話し、列車の機関士も人質に加えるよう警察に要求した。

事件発生から約4時間後、警察は通訳を介して男と交渉した後、列車に突入した。

ヴォー州警察は声明で、「人質を全員解放し、容疑者は瀕死の重傷を負った」と発表。その後の声明で容疑者が死亡したと明らかにした。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「男はスイスへの亡命を希望していた」と伝えている。

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