◎海底電力ケーブルの新設を含む電力取引協定に署名する予定。
アゼルバイジャン、首都バクー郊外の通り(Getty Images)

ハンガリー政府は12日、ルーマニアで電力取引に関する首脳会談が17日に開催され、アゼルバイジャンとの協定に署名する予定と明らかにした。

首相府の報道官によると、ハンガリー、ルーマニア、ジョージア、アゼルバイジャン、EUの執行機関である欧州委員会の首脳がルーマニアの首都ブカレストで会合を開き、海底電力ケーブルの新設を含む電力取引協定に署名する予定だという。

この海底ケーブルは黒海に敷設され、アゼルバイジャンからジョージア・ルーマニアを経由してハンガリーにつながる予定。規模は明らかにされていない。

ハンガリー首相府の報道官はAP通信の取材に対し、「オルバン(Viktor Orban)首相が協定に署名することになる」と述べた。

ハンガリーの国営テレビによると、会合にはオルバン氏、ルーマニアのヨハニス(Klaus Iohannis)大統領、ジョージアのガリバシビリ(Irakli Garibashvili)首相、アゼルバイジャンのアリエフ(Ilham Aliyev)大統領、欧州委員会のフォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長が出席する予定だという。

ハンガリー外務省は8月、アゼルバイジャンと近いうちにグリーンエネルギーに関する協定を結ぶと述べていた。

また同省は欧州委員会から電力設備の開発援助を受けるためには他のEU加盟国の参加が必要であることに触れ、「近隣諸国と協力してケーブルプロジェクトを進めることになる」と説明していた。

国営テレビによると、このプロジェクトは3〜4年以内に竣工する予定だという。予算規模は17日の会合で公表される見通し。

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