◎トルコに拠点を置く人身売買組織は西欧への亡命を希望する移民から1人当たり数千ユーロを集め、ギリシャやイタリアに密入国させている。
ギリシャ沖、亡命希望者たち(Getty Images)

ギリシャ東部ヒオス島沖で移民を乗せたボートが岩場に衝突し、少なくとも3人が死亡、16人が救助された。沿岸警備隊が10日、明らかにした。

それによると、事故はヒオス島沖の岩場、トルコから約20キロの地点で発生。沿岸警備隊の巡視艇が岩場で助けを求める人を発見したという。

沿岸警備隊は子供8人を含む14人を救助。その後、数十メートル離れた別の岩場で男性2人を救助した。

海軍と地元の漁師が救助活動を支援した。

沿岸警備隊によると、3隻の巡視艇が捜索を継続している。ボートは沈没したとみられる。

ギリシャの島々は人身売買の中継地になっており、ギリシャ、トルコ、欧州国境沿岸警備機関(Frontex)の巡視艇が目を光らせている。

トルコに拠点を置く人身売買組織は西欧への亡命を希望する移民から1人当たり数千ユーロを集め、ギリシャやイタリアに密入国させている。

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