◎ボートには中東の難民とみられる34人が乗船していた。
ギリシャ、首都アテネ郊外の海岸、亡命希望者たち(Getty Images)

ギリシャ当局は17日、トルコに近いレスボス島の岩場に亡命希望者とみられる人々を乗せたボートが流れ着き、乳児1人の死亡を確認したと発表した。

沿岸警備隊によると、ボートには中東の難民とみられる34人が乗船していたという。

警備隊は16日未明にボートを発見し、島内の医療機関に支援を要請した。

地元メディアは関係者の話を引用し、「乳児を除く34人は市内の施設に搬送され、健康チェックを受けている」と報じた。

乳児の死因と34人の身元・国籍は明らかにされていない。

中東、アフリカ、アジアの紛争地域から逃れた多くの移民がトルコ西岸から頼りないボートに乗り、ギリシャまたはイタリアへの入国を試みている。

15日には首都アテネ近海で移民船が見つかり、97人が救助、人身売買に関与したとされるトルコ国籍の男4人が逮捕された。

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