◎貨物船は26日の午前7時頃に救難信号を送り、その後まもなくレスボス島の南西約8キロで消息を絶った
ギリシャ・レスボス島沖で貨物船が沈没し、乗組員1人が救助され、13人が行方不明になっている。沿岸警備隊が26日、明らかにした。
それによると、この貨物船は仏領コモロ諸島で登録され、6000トンの塩を積んでエジプトのアレキサンドリアからトルコ・イスタンブールに向かっていた。
乗組員は14人。エジプト人が8人、インド人4人、シリア人2人であった。
沿岸警備隊は声明で、「貨物船は26日の午前7時頃に救難信号を送り、その後まもなくレスボス島の南西約8キロで消息を絶った」と述べている。
AP通信は関係者の話しとして、「沿岸警備隊は現場海域でエジプト人1人を救助した」と伝えている。
それによると、民間の漁船、沿岸警備隊のヘリ2機、ギリシャ海軍のフリゲート艦1隻が行方不明者の捜索に当たっている。
沿岸警備隊の巡視艇3隻は途中の航路が荒れていたため、現場海域に到達できなかった。
気象当局によると、この海域では北西の強い風が吹き、波の高さは5～7メートルと大荒れになっている。
