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▽EUの資金援助による19億ユーロのプロジェクトは海底電力ケーブルを通じて地中海沿岸3カ国の電力網を結ぶことを目的としている。
ギリシャ、サントリーニ島(Getty Images)

ギリシャ政府は13日、ギリシャ、キプロス、イスラエルの電力網を接続する野心的なプロジェクトを推し進めると表明した。

首都アテネに集まった3カ国の外相は海底ケーブルプロジェクトが遅々として進まない中、「工事は順調に進んでいる」と強調した。

ギリシャ外務省は会合後の声明で、「3カ国を海底ケーブルで結ぶこの工事を竣工させるために、必要な措置を講じる」と述べた。

EUの資金援助による19億ユーロのプロジェクトは海底電力ケーブルを通じて地中海沿岸3カ国の電力網を結ぶことを目的としている。海底ケーブルは全長1210km、水深3000mに達する。

その戦略的重要性にもかかわらず、このプロジェクトは資金の問題やギリシャとトルコの間で続いている海洋境界紛争によって複雑化するなど、大きな課題に直面している。

この工事はエネルギー安全保障の強化、再生可能エネルギー源の統合支援、化石燃料への依存度の低減を目的としている。

ギリシャ外務省は声明で「我々はこの工事が安定性、エネルギー安全保障、地域安全保障にとって極めて重要であると認識している」と述べた。

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