◎24万4000人以上が亡命を申請し、100万人以上のウクライナ難民が避難してきた。
2022年4月6日/ドイツ、首都ベルリン、在独・ウクライナ大使館前(Markus Schreiber/AP通信)

ドイツ政府は11日、昨年同国を訪れた難民・亡命希望者数を公表し、24万4000人以上が亡命を申請し、100万人以上のウクライナ難民が避難してきたと明らかにした。

亡命希望者の出身国1位はシリア。以下、アフガニスタン、トルコ、イラクと続く。ウクライナ難民は一時滞在資格をすぐに得ることができるため、亡命申請は必要ない。

昨年の亡命希望者数は2021年比で27.9%上昇した。特に10月~12月はバルカン半島を経由する亡命希望者が急増したと報告されている。

フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相は記者会見で、「ロシアのウクライナに対する侵略戦争は第二次世界大戦以来となる人の移動を引き起こした」と語った。

またフェーザー氏はウクライナ難民の受け入れを支持する国民に謝意を示した。

フェーザー氏はドイツ以外の国でも移民・難民・亡命希望者が急増していることに言及し、「人々は戦争とテロから逃れようとしている」と述べた。

フェーザー氏によると、ショルツ政権は入国した人々のために語学クラスを提供するなど、食料や医療以外の支援も充実させているという。

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