◎2人は南部バイエルン州バイロイトで17日に逮捕された。
ドイツ、首都ベルリンの連邦議会(Getty Images)

ドイツの捜査当局は18日、ウクライナへの援助を妨害する目的で諜報活動を行ったとされるドイツ系ロシア人の男2人を逮捕したと明らかにした。

それによると、2人は南部バイエルン州バイロイトで17日に逮捕されたという

そのうちの1人はロシアの侵攻を受けるウクライナへの援助を妨害する目的で、米軍施設を含む標的への攻撃を実行する計画に関与した罪に問われている。

捜査当局は声明で、「今回逮捕した2人のうち1人は昨年10月以来、ロシアの諜報機関に関係する人物とドイツ国内で破壊行為の可能性について話し合っており、その主な目的は、ドイツによるウクライナへの軍事支援を弱体化させることであった」と述べている。

また当局は「2人はドイツ国内の軍や産業施設が使用するインフラへの爆破や放火攻撃を実行する準備を進めていた」と述べた。

さらに、2人は米軍施設を含む標的に関する情報を集めていたという。

2人のうち1人は今年3月後から、もう1人はそれ以前にいくつかの施設を偵察し、軍用品の写真やビデオを撮り、その情報をロシアの諜報機関に関係する人物に渡したとされる。

当局は2人の身元と認否を明らかにしていない。

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