▽連邦憲法擁護庁は先週、AfDを極右団体に認定すると発表した。
」のワイデル党首(ロイター通信).jpg)
ドイツの情報機関は8日、今年2月の議会選挙で第2党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を極右団体に指定する計画について、裁判所の判決を待つと表明した。
連邦憲法擁護庁は先週、AfDを極右団体に認定すると発表した。
AfDはこれを政府主導の弾圧と呼び、連邦憲法擁護庁の本部があるケルンの裁判所に提訴した。
政府はAfDの主張を否定。「この指定は政治的影響力を持たない独立した組織による包括的・中立的な監査の結果に基づいている」と主張した。
当局は極右団体に指定された団体を、情報提供者や録音・録画などのツールを使って監視できるようになる。
一部の専門家はこの指定がAfDを含む極右政党による「政治的迫害」の主張に拍車をかける危険性があると指摘していた。
AfDのワイデル(Alice Weidel)党首は声明で連邦憲法擁護庁の決定を歓迎し、支持者に団結して政府に抗議するよう呼びかけた。
最新の世論調査によると、AfDの全国支持率は与党・キリスト教民主同盟(CDU)に肉薄している。