◎事件は8日早朝に発生した。
2022年10月8日/ドイツ、ハンブルク中央駅のプラットホーム(Bodo Marks/ドイツ通信社)

ドイツ連邦警察は10日、週末に発生した鉄道通信システムに対する破壊工作について、政治的な理由で犯行に及んだ可能性を視野に入れていると明らかにした。

事件は8日早朝に発生した。警察によると、ベルリン郊外と西部ヘルネのケーブルが何者かに切断されたという。2つの事件現場は約440km離れている。

北西部ハンブルク、ニーダーザクセン、ブレーメンなどの州の列車がこの影響で3時間近く運行できなくなった。

ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)によると、ケーブルが切断されたことで無線システムが使用できなくなったという。

当局は鉄道インフラへの攻撃として捜査を開始した。

西部の都市ボーフムの警察は10日、「政府機関から政治的動機による犯行を視野に入れていると報告を受けた」と説明したものの、詳細は明らかにしなかった。

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