◎EVGの組合員約50%が無期限ストに賛成票を投じた。実施には75%以上の賛成が必要であった。
ドイツ鉄道(国鉄)の職員(Getty Images)

ドイツの鉄道組合員約23万人を代表する労組EVGが無期限ストライキを回避した。ドイツ通信社(dpa)が28日に報じた。

それによると、EVGの組合員約50%が無期限ストに賛成票を投じたという。実施には75%以上の賛成が必要であった。

組合員投票は27日午後に行われた。

EVGは数カ月にわたって、数時間単位のストを何度も行ってきた。

dpaによると、組合員たちはドイツ鉄道(国鉄)が提示した妥協案に賛成したという。

妥協案は月給をこの2年間で段階的に410ユーロ(約6万5000円)引き上げるとしている。第1弾として今年12月に200ユーロの引き上げ、第2弾は来年8月を予定している。

さらに、今年10月には全従業員に2850ユーロ(約45万円、非課税)の一時金が支給される。

もうひとつの主要鉄道労組GDLは今年後半に労使交渉を再開する予定である。

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