◎EVGは今週、政府と会社が賃上げに応じないため、14日の午後10時から16日の午前0時までストを行うと発表していた。
ドイツ、首都ベルリンの車両基地(Getty Images)

ドイツの鉄道組合員約23万人を代表する労組EVGは13日、会社が労使交渉で妥協案を示したとして、予定していた50時間ストライキを中止すると発表した。

それによると、会社はEVGが求める主要な要求のひとつを認めたという。

EVGは今週、政府と会社が賃上げに応じないため、14日の午後10時から16日の午前0時までストを行うと発表していた。

ドイツ鉄道(国鉄)はこの期間中、ほぼ全ての地方路線と長距離列車に影響が出ると警告していた。

ドイツ鉄道は13日、ストの差し止めを裁判所に求めた。

また同社はEVGが提案している要求のひとつに合意したと述べた。

しかし、より広範な取り決めに関する交渉は続いている。

ドイツ鉄道は非課税の一時金支給、非正規を含む一般社員の8~10%のベアを提案している。

EVGは12%の賃上げと12カ月の賃金協定を結ぶよう求めている。会社は27カ月の契約を望んでいるようだ。

今回の50時間ストは4月末に行われた半日ストに続くものであり、ここ数年で最大規模になると予想されていた。

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