▽ドイツは2011年に徴兵制を停止。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国防需要が高まる中、兵力目標を達成するのに苦労している。
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ドイツのピストリウス(Boris Pistorius)国防相は24日、志願兵の数が採用目標に達しなかった場合、徴兵制を再開する可能性があると明らかにした。
ピストリウス氏は地元紙のインタビューで、兵力不足の軍隊を補強することを目的とする新しい志願兵制度を概説。「最初のプログラムは自発的な入隊に頼ることになるが、変わる可能性もある」と警告した。
またピストリウス氏は「自発的な登録者数よりも定員の方が多くなれば、徴兵制を再開するかもしれない。それがロードマップだ」と語った。
メルツ(Friedrich Merz)首相は新しい兵役法案を準備中。早ければ26年1月に施行されることを望んでいる。
ドイツにおける徴兵制の復活をめぐる議論は国防態勢や欧州における安全保障上の脅威の進展に対する懸念が高まるにつれ激化している。
ドイツは2011年に徴兵制を停止。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国防需要が高まる中、兵力目標を達成するのに苦労している。
ピストリウス氏は「進行中の兵役計画には予備役を増やす努力も含まれている」と述べた。