「ケーキの中にタランチュラ」ドイツ税関が写真公開、ベトナムから密輸

ケルン税関事務所によると、タランチュラの子供約1500匹はプラスチックの容器に小分けされ、ケーキの中に隠されていたという。

ドイツの税関当局は14日、同国西部の空港に輸送されたチョコレートケーキの箱の中に隠されていたタランチュラの子供の写真を公開した。

ケルン税関事務所によると、タランチュラの子供約1500匹はプラスチックの容器に小分けされ、ケーキの中に隠されていたという。

クモたちはベトナムからケルン・ボン空港に輸送された荷物の中に入れられていた。

ケルン税関事務所の広報担当は記者会見で、「担当者はケーキの箱の匂いを嗅ぎ、何かがおかしいと感じた」と語った。

「税関職員たちは世界中から届く禁止品の内容に定期的に驚かされていますが、ケーキの箱から約1500個の小さなプラスチック容器が出てきて、その中に死んだタランチュラの子供が入っていたことにショックを受け、言葉を失いました...」

クモたちは3週間前に押収された。広報担当によると、生存した個体もおり、専門の飼育業者に引き渡されたという。

ドイツ通信社（dpa）は専門家の話しとして、「タランチュラの輸入には規制当局の許可が必要であり、動物保護法違反の疑いがある」と報じた。

dpaによると、警察は適切な申請を行わず、税関申告を怠った疑いで、荷物の受取人から話しを聞いているという。