◎10.5%の賃上げ、月給500ユーロ(約7万2000円)の引き上げを約束しない限り、ストは続く。
2023年2月17日/ドイツ、フランクフルト空港の第1ターミナル、労働組合の執行委員(Arne Dedert/ドイツ通信社)

ドイツの空港労働組合が17日、フランクフルトなどの主要空港でストライキを行った。

ドイツ通信社(dpa)によると、フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルクを含む主要7空港が賃上げを求めるストに参加し、2300便以上が欠航。利用者約30万人が影響を受けたという。

サービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」の書記長はドイツ公共放送連盟(ARD)の取材に対し、「会社が要求に応じない場合、国内の空港は混沌の夏を迎える可能性がある」と警告した。

ベルディはロシアのウクライナ侵攻による食料・エネルギー価格の高騰がもたらしたインフレを賃金に反映させるよう求めている。

書記長は「10.5%の賃上げ、月給500ユーロ(約7万2000円)の引き上げを約束しない限り、ストは続く」と述べた。

ベルディの委員長は日曜紙フランクフルター・アルゲマイネ・ゾンタークツァイトゥングの取材に対し、「組合員のスト意欲は高く、今後のストは異次元の領域に到達する可能性がある」と警告した。

委員長は次のストについて、「空港だけでなくその他の公共交通機関、医療機関、ゴミ収集、保育施設などに拡大させる」という見通しを示した。「私たちは本気です...」

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