◎少年は昨年11月、西部ケルン近郊で逮捕された。
2023年12月30日/ドイツ、西部ケルンの大聖堂前(AP通信)

ドイツ西部ケルンの家庭裁判所がクリスマスマーケットを襲撃する計画を立てたとされる15歳の少年に懲役4年の実刑判決を言い渡した。地元メディアが28日に報じた。

ドイツ通信社(dpa)によると、少年は殺人を企てた罪と治安妨害の罪に問われていた。

裁判は少年法に基づき、非公開で行われた。少年の身元も明らかにされていない。

少年は昨年11月、ケルン近郊で逮捕された。

検察は少年がイスラム過激派の思想に傾倒し、16歳の知人とレバークーゼンのクリスマスマーケットを襲撃する計画を立てたと主張していた。

それによると、2人はトラックでマーケットに突っ込み、できるだけ多くの市民を殺害する計画を立てた。その間、2人のうち1人が助手席でその様子をライブ配信するつもりでいたという。

検察は少年がSNSのチャットに投稿したコメントや犯行予告とされる動画を裁判所に提出。dpaによると、動画の背景にはイスラム国(ISIS)のシンボルが映っていたという。

少年の共犯者とされる16歳の男も同様の罪に問われている。この初公判は7月17日にベルリン近郊の裁判で行われる予定だ。

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