◎事件は24日早朝に発生。シナゴーグの入り口近くに駐車していた2台の車が放火され、その近くに置かれていたプロパンガスのタンクが爆発、現場で対応に当たっていた警察官が負傷した。
2024年8月24日/フランス、南部モンペリエ近郊のラグランドモット、放火されたシナゴーグ(Getty Images/AFP通信)

フランス南部モンペリエ近郊ラグランドモットのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)が放火され、警察官1人が負傷した事件について、捜査当局は25日、容疑者の男を逮捕したと明らかにした。

事件は24日早朝に発生。シナゴーグの入り口近くに駐車していた2台の車が放火され、その近くに置かれていたプロパンガスのタンクが爆発、現場で対応に当たっていた警察官が負傷した。

シナゴーグの2つの入り口でも炎が確認されたが、消防士がすぐに消火した。建物の中にいたラビら5人にケガはなかった。

ダルマナン(Gerald Darmanin)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「シナゴーグ放火の容疑者が逮捕された」と書き込んだ。

ダルマナン氏は24日午後、アタル(Gabriel Attal)首相と共に現場を視察し、シナゴーグの職員らと面会した。

ダルマナン氏は面会後、記者団に対し、「プロフェッショナルな対応を見せた警察と消防に感謝する」と語った。

容疑者の男は24日深夜、近くの都市ニームで逮捕された。

捜査当局によると、男は治安部隊に向けて発砲したものの、数分で制圧されたという。警察はこの男とは別に、シナゴーグ襲撃に関与したとされる2人も逮捕した。

当局はこの襲撃をテロと断定し、殺人未遂、器物破損、テロ集団による計画的な犯罪として捜査している。

警察は逮捕した3人の身元と認否を明らかにしていない。

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