◎カラス氏は45歳の弁護士。欧州議会の元議員であり、1994年に父親が設立した改革党の議長に2018年に就任。2021年から首相を務めている。
エストニアのカラス首相(ロイター通信)

エストニア議会は12日、第3次カラス内閣を賛成多数で承認した。

与党・改革党を率いるカラス(Kaja Kallas)首相は先月の議会選(定数101)で圧勝し、今月初めに連立交渉を終えていた。

地元メディアによると、議会は賛成59-反対38でカラス内閣を承認したという。

数週間に渡る協議の末、リベラル派の小政党Eesti 200と社会民主党はカラス氏の提案を受け入れた。

カラス氏は11日の議会演説で、「新内閣はこの国が直面する課題への対応を最優先事項とする」と強調した。

改革党は公式ウェブサイトの中で▽全方位的な安全保障の確立▽エストニア経済の競争力とエネルギー安全保障への投資▽税制の近代化▽グリーン改革の推進▽観光部門の持続的な発展への投資などを公約に掲げている。

カラス氏は45歳の弁護士。欧州議会の元議員であり、1994年に父親が設立した改革党の議長に2018年に就任。2021年から首相を務めている。

カラス氏は演説の中で、「財政を改善するためには増税が必要不可欠である」と述べ、野党と国民に理解を求めた。

新内閣は防衛費をGDP比3%に引き上げると公約している。

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