◎エッフェル塔は通常365日営業している。
フランス、パリのエッフェル塔(Pierre Suu/AFP通信/Getty Images)

フランス・パリのエッフェル塔が1週間ぶりに営業を再開した。

エッフェル塔の職員約400人を代表する労働組合はパリ市に対し、今年度のメンテナンス予算の見直しと賃上げを要求していた。

塔の運営会社は声明で、「2031年までに3億8000万ユーロを改修工事に充てることを約束し、労組と合意に達した」と明らかにした。

賃上げについては今後のチケット販売収入に基づいて決まるため、正式に労使交渉を開始することで合意した。

高さ330メートルのエッフェル塔は7月26日に開幕するパリ五輪とパラ五輪で大きくフィーチャーされることになる。五輪・パラメダルにはこの塔で使われた鉄の破片が埋め込まれている。

エッフェル塔は通常365日営業している。昨年は政府の年金制度改革に反対する大規模な抗議デモが全土で行われ、エッフェル塔も10日間立ち入り禁止となった。

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