▽震源地はカソス島の南方約23キロ。震源の深さは74キロ、被害の情報はない。
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ギリシャ南部・エーゲ海最南のカソス島沖で14日未明、マグニチュード6.1の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)と欧州地中海地震センター(EMSC)によると、震源地はカソス島の南方約23キロ。震源の深さは74キロ、被害の情報はない。
ギリシャの気象台はカソス島の南東約48キロ沖でM5.9の地震が発生したと発表。津波注意報を発令し、周辺地域の住民に海岸や河口周辺から離れるよう促した。
地元メディアによると、カソス島で潮位の変化は確認されていない。気象台はすでに小さな津波が到達した可能性があると述べている。
ギリシャはアフリカプレートとヨーロッパプレートの境界に近く、大きな地震が定期的に発生している。
2017年6月に東部レスボス島を襲ったM6.3の地震では1人が死亡、10人が負傷した。
2020年にはサモス島付近でM7.0の地震が発生。トルコ西部イズミルで数十人が死亡、サモス島でも2人が亡くなった。
有名観光地サントリーニ島とその周辺では今年に入って火山性地震が多発。政府が一部の島に非常事態宣言を出している。
専門家は紀元前1628年頃にサントリーニ・カルデラで発生した大噴火のような事態になる可能性は低いとみている。近隣の火山は375年前に噴火している。