◎覆面をした2人組の男がクリスチャニアの建物内で銃を乱射した。
デンマーク、首都コペンハーゲンの警察官(Getty Images)

デンマークの首都コペンハーゲンで銃撃事件があり、30歳の男性が死亡、4人が重軽傷を負った。地元警察が26日、明らかにした。

それによると、覆面をした2人組の男がクリスチャニアの建物内で銃を乱射したという。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「麻薬密売組織が関与している可能性がある」と伝えている。

警察は逃亡した2人組の行方を追っている。

亡くなった男性の身元は明らかにされていない。負傷した4人のうち1人は重体と伝えられている。

クリスチャニアはコペンハーゲンにある準自治区で、1970年代にヒッピーたちによってつくられた。地元メディアによると、クリスチャニアでは長年にわたって薬物が公然と売買されてきたという。

警察が2004年にクリスチャニアの麻薬取り締まりに乗り出すまで、麻薬の販売や所持は事実上黙認されてきた。

2004年以降も麻薬の売買は続いており、時折、犯罪組織絡みの暴力事件が報告されている。

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