◎被告は先月7日、首都コペンハーゲンの広場でフレデリクセン氏の右上腕を殴ったとされる。
デンマークのフレデリクセン首相(ロイター通信)

デンマークのフレデリクセン(Mette Frederiksen)首相に暴力を振るったポーランド国籍の39歳の男が起訴された。被告の弁護士が3日、明らかにした。

被告は先月7日、首都コペンハーゲンの広場でフレデリクセン氏の右上腕を殴ったとされる。

フレデリクセン氏は軽いむち打ち症と診断された。

被告の弁護士はAP通信の取材に対し、「依頼人は容疑を全面的に否認しており、事件当時のことを全く覚えていないと証言している」と語った。

フレデリクセン氏は病院で検査を受け、その週に予定されていた欧州議会選のイベントや公務をキャンセルした。

弁護士によると、被告は公務員または公務執行者に対する暴行罪で起訴されたという。有罪が確定した場合、8年以下の懲役または罰金刑、あるいはその両方が科される可能性がある。

初公判は8月6日に予定されている。

地元メディアは関係者の話しとして、「この男は事件当時、薬物の影響下にあり、酩酊状態で首相に暴力を振るった」と伝えている。

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