◎世界の主要中央銀行が利下げのタイミングを見計らっている。
チェコ、首都プラハ(Getty Images)

チェコの中央銀行が主要政策金利を0.5%引き下げる。地元メディアが8日に報じた。同行の利下げは2会合連続。

これにより、同行の金利は6.25%となる。

2021~22年にかけて、同行はロシアのウクライナ侵攻に端を発するインフレに対抗するため、一連の利上げを実施した。前回の利上げは1.25%、1999年以来の高水準となる7%に達していた。

チェコ経済は2023年第4四半期で0.2%縮小。(年率換算)

チェコ統計局によると、消費者物価指数(CPI)は2022年の15.1%から23年には10.7%に低下。これは中銀が目標とする2%を大きく上回っている。

世界の主要中央銀行が利下げのタイミングを見計らっている。欧州中央銀行は先月、金利を過去最高の4%に据え置いた。

米連邦準備制度理事会(FRB)も金利を据え置き、「引き下げる前にインフレが本当に抑制されたと確信する必要がある」と述べていた。

同じ週、イングランド中銀も同様の発言をしている。

スポンサーリンク