◎崩落の原因は明らかになっていない。
2024年3月25日/ロシア極東アムール州、崩落事故が発生した金鉱山の入り口(Getty Images)

ロシア極東アムール州の金鉱山で発生した崩落事故について、地元当局は1日、地下深くに閉じ込められた鉱夫13人の捜索を打ち切ると発表した。

事故はアムール州郊外の金鉱山で18日に発生。非常事態省が13人の救助活動を主導していた。

国営テレビは地元当局の声明を引用し、「二次災害のリスクが高まっているため、捜索活動を打ち切り、13人の死亡を認定した」と伝えている。

それによると、13人は地下約125メートルの地点で崩落に巻き込まれ、地下水により坑道全体が浸水したという。

救助隊約200人がポンプによる排水作業を続けていたものの、さらなる崩落の可能性があるとして、作業を一時中断。その後、中止を決めた。

鉱山を運営する会社は声明で、「坑内は完全に浸水したままであり、さらなる崩落のリスクが高まっている」と説明。「亡くなった13人の遺族に補償金を支払う」と表明した。

地元当局は救助隊に撤退を命じている。報道によると、警察が業務上過失致死傷を視野に捜査を進めているという。

崩落の原因は明らかになっていない。

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