◎検事総長らを乗せた車列は1日の午前11時30分頃(現地時間)、首都ソフィアの高速道路で爆弾攻撃を受けた。
ブルガリア、首都ソフィアの議会議事堂(Getty Images)

ブルガリア政府は1日、検事総長を乗せた車がテロ行為の標的になったと発表した。

それによると、検事総長らを乗せた車列は1日の午前11時30分頃(現地時間)、首都ソフィアの高速道路で爆弾攻撃を受けたという。

首相府の報道官は記者団に対し、「検事総長とその家族がテロ行為の標的になった」と語った。

また報道官は「これは脅迫ではなく暗殺の試みであり、幸いケガ人は出なかった」と明らかにした。

爆発物は首都ソフィアの中心部に向かう高速道路の出口、カーブが続く道路で爆発した。この爆発により、アスファルトに深さ30~40cm、直径3mほどの穴が開いた。

地元メディアは専門家の話として、「爆発の威力はTNT火薬3kgほどの威力」と報じている。

報道官によると、検事総長は安全な場所に退避したという。

国家警察は声明で、「テロに関わった者を追跡している」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

爆発が起きた道路とその周辺は封鎖されている。AP通信によると、警察は爆弾の破片や起爆装置を捜索中だという。爆発物は道路上に設置されていたとみられる。

一部の地元メディアは情報筋の話しとして、「路肩に設置された即席爆発装置(IED)が爆発した」と伝えている。

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