◎爆発は4日の現地時間午前11時5分頃に発生したと報告されている。
ブルガリア、中部カザンラク(Getty Images)

ブルガリア当局は4日、南部の兵器工場が爆発し、少なくとも1人が死亡、2人が行方不明と発表した。

現場は南部スタラザゴラ郊外にある軍事機器大手アーセナル(Arsenal)の工場。爆発は4日の現地時間午前11時5分頃に発生したと報告されている。

アーセナル社はブルガリア最大の兵器メーカーで、小型火器や大砲などを生産している。

地元当局によると、従業員とみられる55歳の男性が死亡、女性2人の行方が分からないという。また女性1人が重傷で医療機関に搬送された。

火元は明らかにされていない。地元メディアは警察筋の話を引用し、「火災はおおむね鎮火したが、二次爆発が発生する可能性があるため、瓦礫の撤去にはかなりの時間がかかる」と報じている。

爆発は火薬の製造ユニットで発生したとみられるが、詳細は不明。現場は封鎖されている。

地元メディアによると、この工場では昨年にも火災が発生し、従業員が死亡したという。

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